投入資金は国民の血税

インフラの建設やその整備には、中央政府や地方自治体が参加し、公共事業として行われるものが多くなっています。

従って当然のことながら、そうしたインフラ建設や整備のために投入される資金は、多くは私達の血税です。

このようにインフラ建設は公共事業によってなされることが多く、市場によって供給、建設がなされにくいという特徴があります。

ですが一度公共事業としてインフラが建設、整備された後は、社会資本となってその地域の経済に多大な好影響を及ぼします。

例えば現在も全国各地で高速道路が建設されていますが、高速道路を建設しそれが完成すれば、そのメリットは単に人や車の移動が便利になるといった表面的な事象に止まりません。

高速道路を建設、整備することで、移動の時間が短縮され、それに伴って交通コストが低下します。

そして交通の便がよくなることで、工場立地が容易になり、工場が事業所等が移転してきたり、或いは新たに建設されたりします。

そうした工場や事業所等が数多く建設されれば、当然人が増え、新たな住宅等も建設されることになります。

そうすれば新たなスーパーや商店街等が建設されることで、商圏が拡大することになります。

そうしてその地域の経済活動が活性化します。

高速道路だけではなく、鉄道、空港、港湾等の施設の建設、整備、或いはバス路線の開設等においても同じようなことが言えます。

また、灌漑施設を作ることで、農地の生産性は飛躍的が高まります。

堤防等を作っても、水害に遭ったときの被害などが軽減されることになります。

いずれにせよこうしたインフラの整備は経済的に大きな恩恵をもたらすことになります。

気になるのは当初これらのインフラの建設、整備時に投入したコストですが、こうした経済が活性化した結果、人口や企業が増えたことによる税収の増加等で、往々にして当初の建設・整備に要するコストが回収されてしまい、その結果インフラは成功した公共投資だったとして正当化されることになります。

一般にはこのようにインフラ建設、整備コストの回収は経済活性化による税収によって行われますが、有料道路や橋梁、空港等は利用者が利用料金を支払って負担する形で、直接回収する場合もあります。

ですが地域の経済の活性化に成功すれば、インフラ建設に投資したコストの回収は困難ではなく、そうした税金面でのプラスだけに止まらず、その派生的な好影響を考えればインフラ建設の効果は大成功であったと言えるでしょう。